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  • 2022.04.13
  • やってみた
  • 小規模事業者持続化補助金を実際にやってみて【後編】

  • 小規模事業者持続化補助金を実際にやってみて【中編】 から続き

     

    「コロナ代弁Tシャツ」販売開始:2021年12月25日

    販売を開始して数日後、BASEから「購入通知」メールが!確認してみると岡村水道ポンプ工業所の田上社長です。ご購入いただいたおかげで、購入からの連絡メールや発送までの流れを実際の作業で確認できました。ありがとうございます!それから、何も反応のないまま年が明けます。そして、遂に1月14日、待望の「購入通知」メールが!「やった~売れたやん。コロナ禍だからニーズあるんや~」と喜んでメールを確認...ん?...なにか聞き覚えのある名前だな...「あっ!岡村水道ポンプ工業所の税理士さんだ」...しばらくして田上社長から「注文入ったやろ」の連絡が。コロナ代弁Tシャツ販売の想いに共感し購入してくださったそうです。ありがとうございます。
    しかし、身内からの「ご祝儀」的な購入はあったものの、狙ったターゲットから必要とされた購入は無い状態のまま時間が過ぎていきます。

     

    Facebook広告掲載:2022年1月下旬

    そんなに簡単には売れないと思っていたものの、やはり知ってもらわないと存在しないのと同じなので、最後の補助事業「Facebook広告」にとりかかります。効果的な広告のデザインは今までの経験をもとにネットから情報も集め進めます。運用は当初費用から削ったので10,000円しかありません...それでも2種類の広告を作り効果を比較します!大阪・兵庫・京都にまん延防止重点措置が発令された1月27日から2月4日までの10日間掲載しました。ターゲット設定など詳しくは【Facebook広告やってみた】をご覧いただければと思います。

     

    すべての補助事業終了!実績報告書の提出:2022年2月4日

    2月4日にFacebook広告の掲載が終わり、これですべての補助事業が終了しました。ここからは提出が義務付けられている書類の準備に取り掛かります。と言っても補助事業が終了したものから取り掛かっていたのでこの日に提出したと思います。提出が全員必須なのは、①実績報告書 ②経費支出管理表 ③経費支出の証拠書類の写しです。前職でお客様のサポートもしていたので押さえておくべき基本的な書類や段取りはわかっていました。①実績報告書は実際行った具体的な補助事業の内容と成果を書きます。採択されるために出す計画書に比べれば気が楽です。小規模事業者持続化補助金のサイトに記入例も用意されています。②経費支出管理表は補助金サイトに用意されたエクセルファイルに各項目の支払金額、支払日、支払先などをリストで落とし込んでいきます。数字の間違えにはお気をつけください。③経費支出の証拠書類の写しは行った事業ごとにフォルダ分けして、その中に見積書や発注書、納品書、請求書、領収書、振込内容が確認できる通帳コピー、実施確認書類(私はホームページの画像やURL、すべてのTシャツサンプルの画像、Facebook広告の画像など)を決められたまとめ方に沿って進めました。この作業が一番時間がかかりましたが、支払の証拠の部分は重要なので支払いは、「銀行振込」を基本に、対応がない場合は「コンビニ決済」などを選択し支払いの証拠が残るものを選びました。該当者のみ提出の「収益納付に係る報告書」がTシャツを販売したので提出が必要か不安だったので事務局に問い合わせましたが必要ないとの見解で提出しませんでした。

     

    事務局より書類不備の電話:2022年2月18日

    携帯に補助金事務局より着信があり、出ると「収益納付に係る報告書がありませんので提出してください!」と言われました。「はぁ~っ?」と思いましたが気持ちを抑え「提出が必要か事務局に問い合わせ必要ないとのお返事をいただいたのですが。1/31あたりに電話したので履歴を確認してください」とお願いしました。すると「あ~確かに履歴がありますね。しかしですね...」と、ごにょごにょ言ってくるので「あなた自分で言っていることに無理があると思いませんか?」と少しプンプン声で言うと「そうですよねぇ...」と認めてしまいました(笑)「これを提出しないとあなたの上司にも話が通せないんですか?」と聞くと「はい、追加で提出していただけると助かります...」とのことで早く補助金もいただきたいので、この電話の後、すぐに書類を作成し提出しました。

     

    事務局より「精算払い請求」の通知:2022年3月3日

    この間の電話では「追加書類を提出すれば早めに入金を...」的な話だった気がしたのですが結局2週間ほどして支払金額などが確定し、「精算払い請求」の通知が来たのでJグランツにログインして口座情報など必要なものをアップロードし、必要項目を記入。こういう時はJグランツで良かったなと思いました。

     

    「日本商工会議所」より指定口座に入金!:2022年3月22日

    朝一番に指定した銀行から「振込入金のお知らせ」メールが!確認すると「振込 ニホンシヨウコウカイギシヨ」の文字が!「やっとやぁ~やっと入金やぁ」と事務所で一人声に出していたのを覚えています(笑)三度目の挑戦で採択され、色々な経験ができた「小規模事業者持続化補助金」。本当にやって良かったと思います。でも、ホントにギリギリの資金でやっているお店などは支払いまでの期間が長いので利用も慎重になる気がします。「コロナ型」などでは前払制度もあったようですが、出尽くした感もあるので、これからはやはり「一般型」でしょうか。

     

    【最後に】 実際にやってのアドバイスをいくつか!
    ★計画書には採択されやすいよう「新しい」「オリジナリティ」のある企画(補助事業)を盛り込むとよいかも!
    ★補助事業の予算は限度額いっぱいがおすすめ!採択後、規模を小さくすることはできるが大きくするのは無理!
    ★採択後、わからないことがあれば、まずは「補助事業の手引き」を!それでもわからない時は「事務局に電話」!そして、問い合わせた日時や担当者をメモしておく!
    ★早く終われば、その分入金も早い!各事業を並行して計画的に進めましょう!
    ★ネットに強いならJグランツでの申請がおすすめ!
    ★今月末、来月末の資金が厳しいなら正直あまりおすすめしません!

     
    制作物をご依頼いただけるなら申請のお手伝いやアドバイスも可能です。
    しかし、書類制作・申請をするのはご自身です!一緒に考え、採択を目指しましょう!