- 2023.06.29
- やってみた
今日はモニターのキャリブレーション
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モニターの色温度・輝度は時間の経過とともに変化します。
使い続けると、白色の色温度と明るさが変化し、暖色系になります。
そうならないように定期的なキャリブレーションを行うことで、
元の状態に戻すことができます。
キャリブレーションの元々の意味は、
測定器が仕様通りの測定精度で測定できるように
校正することを言いますが
モニターで用いる場合は、
ある決められた目標値に正しく調整することです。
ギターのチューニングやピアノの調律に似たような作業でしょうか。
モニターには個体差があります。
経時変化の量に差が生じるだけでなく、
同じ製品でも多少のバラツキがあります。
だからキャリブレーションを行い、
個体差を吸収して同じ色に調整する必要があります。
【実際の動作はこんな感じです】
カラーマネージメント※を実践する場合、
モニターのプロファイルが必要です。
キャリブレーションを行うと、
モニターのプロファイルが作成され、
パソコンに保存されます。
これをパソコンのOSに設定することで、
カラーマネージメントの精度が向上するのです。
※カラーマネージメントとは...
カメラ・モニター・プリンターなど、異なるデバイス間で
出来るだけ一貫したカラーを実現するために、
それぞれの「色の特徴やクセ」などを補正することです。