- 2024.05.13
- ふ~ん
気づかないうちに...
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元町商店街へお昼ご飯を食べに行くと、
入口には写真のようなナッジを使った看板が目に留まります。
このナッジとは、行動経済学の概念であり、
微小な刺激や促しを利用して人々の選択を誘導する手法です。
「nudge」は英語で「肘でそっとつつく」を意味し、
相手が気づかないうちに選択を促します。
かつては「元町商店街は自転車乗り入れ禁止」といった
強制的な看板が目立っていましたが、
最近はそうした強制的な表現から、
より受け入れやすいアプローチへとシフトしています。
例えば、飲食店のトイレに貼られた
「いつもきれいに使ってくれてありがとう」という感謝の言葉は、
「トイレを汚さないで!」といった強制的な表現よりも
効果的だと言われています。個人的には、大阪府警が作った「チカンアカン」のような
ストレートな表現も好きですが、
ナッジのような微妙な促しも効果的なんですね。