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  • 2022.08.25
  • デザイン
  • トンマナって...

  • トンマナって言葉を耳にしたことありますか?
    トンマナと
    は、「トーン&マナー」の略で、広告などにおけるデザインや世界観などに一貫性を持たせることをいいます。
    例えば、コカ・コーラのイメージって何色ですか?と聞かれると多くの方が「赤色」と答えると思います。それは、昔から見てきたコカ・コーラのロゴやよく飲んだ缶の色、TVCMなどでブランドのイメージカラーやデザインを合わせて展開されてきたから、そう答えるのです。商品やブランドのイメージやカラーを意識づけるトンマナ」はブランディングにおいてとても重要なのです。

     

    私たちデザイナーは、広告など企業やブランドのトンマナはモチロン、デザインのトーンを合わせることにも気を使います。先程話した「色」もそうですが、デザインに使用するイラストなんかもイメージに合ったイラストを使用します。例えばつくりたい広告に、ニンジン、ピーマン、トマト、3種類のかわいい野菜のイラストが必要な場合、素材購入サイトなどで、ニンジンとピーマンのかわいいタッチのイラストを見つけたらトマトもそのかわいいタッチを探して雰囲気を合わせます。もし、なければイラストレーターに「このニンジンとピーマンのタッチでトマトを描いてください」と制作を依頼します。しかし、中にはニンジンとピーマンがかわいいタッチなのにトマトだけリアルなタッチのイラストを使用した広告も見かけたりします。予算の都合なのか?クライアント(担当者)またはデザイナーの意識の問題なんでしょうか?今まで、先輩やその企業が築いてきたイメージを簡単に落としていることにさえも気づかずにやっちゃってるんでしょうね...お~こわっ!